今までの施術例と体験談

骨盤調整・整体

腰痛三叉神経痛肋間神経痛坐骨神経痛五十肩膝痛足首の捻挫外反母趾・ ・頭痛・偏頭痛不妊症椎間板ヘルニア肘痛、テニス肘、野球肘肩こり・手の病気・鼻炎・・不眠・ストレス・痔・生理痛・内臓及び呼吸器疾患・冷え性・いびき・目・耳・etc

その他各種難病

リウマチムチウチパーキンソン氏病股関節脱臼アトピー性皮膚炎ぜんそくヘルペス ・半身不随・術後不良etc

腰 痛

長年の痛みが消え、満面の笑顔

山本克子さん(68歳 広島市西区 自営) は、私にこう訴えました。

「私はぎっくり腰の常習犯です。足元から腰に痛みが上がってくるし、立ちっぱなしという仕事柄、いつも左の膝や股関節が悪くて歩きにくいのです。7年前に足首を骨折した後は、よけいにぎっくり腰になりやすくて、ほんとうにもう困っています」さっそく診てみると、左の足首、膝、股関節に骨の変形が強く出ているのがわかりました。これらは、あきらかに先天性の歪みでした。

山本さんの場合は、歪みが全身にあるのだが、特にその場所がひどい状態でした。 左半身のほうに歪みが強く出ており、腰椎は左に引っ張られており、ことに腰椎4?5番に引きつりが目立っていました。いかにもぎっくり腰になりやすい条件を備えていました。 何度かの施術で、ていねいに歪みを取ると、長年続いてきた腰の痛みがなくなったようです。

「本当に腰が軽くなりました。ありがとうございました」山本さんは、今までなかったような満面の笑みを浮かべました。 実は、ぎっくり腰の痛みは取りやすいのです。痛みを取るだけなら、たいていの整体院は、すぐに楽にしてくれるはずです。 ただし痛くなってから無理に動くと、施術したあとでも痛みが残ることがあります。これは筋肉痛が出ているからで、筋肉痛はゆっくりと自然に消えていくものです。

3日たっても痛みが消えなければ骨の変形が残っていると考えられますから、また施術すればよいのです。 しかし、ぎっくり腰の中にも非常に症状が重いものがあります。これに罹ると、整形外科の施術では、入院しても数ヶ月以上はかかってしまいます。腰椎の圧迫骨折によるぎっくり腰が、その重い症状です。次にその例をみてみましょう。

肋間神経痛

胸の痛みは第5肋間神経痛

瀧川文江さん(57歳 呉市 主婦)は、股関節脱臼があって、これによる坐骨神経痛の痛みが大きく、施術にやってこられました。  

股関節脱臼は、30歳代のときに東京で診断されたものですが、そのときには痛みは感じなかったが、20年ほどを経て痛くなったということでした。

整形外科では背骨が曲がっているといわれ、注射やホットパック等の施術を受けたといいます。
また鍼灸院では、電気針などの施術を受けたが、全く良くならなかったそうです。
そして股関節脱臼のほかに、胸の痛みがあり、それに瀧川さんは不安を感じていました。 右の乳房の下に、ときどき強い痛みがある。もし痛みが左側であったら、心臓が悪いのでは?と、もっと大きな不安を感じたかも知れません。  

痛みがいつもではなかったためか、心臓が悪いといった診断を下されるのを恐れたためか、股関節脱臼の施術を始めようとしたとき、瀧川さんは、おずおずと胸の痛みを打ち明けたのです。

しかし、実際は、胸の痛みのほうがはるかに早く良くなったのです。
瀧川さんの胸の痛みは、第5肋間神経痛でした。第5番の肋骨間の神経痛の原因は、第5番の肋骨が歪んだからであることははっきりしています。  
骨を診ると、第5胸椎の右側の横突起が打撲を受けたため陥没し、肋骨は脱臼し正しい形を保っていない状態でした。  

肩甲骨と胸椎の横突起、そして肋骨の歪みを取ると、胸の痛みは退いていきました。  
股関節脱臼の完治には長期を要するので、そのあとも定期的な施術を続けました。
痛みは早期におさまっており、現在、生活には全く支障がないということです。

坐骨神経痛

意外なところにあった原因

踊場幸夫さん(55歳 広島市南区 会社員)は、2年ほど前から坐骨神経痛に悩まされていました。

症状が高まると、歩くのも30メートルがやっとという状態になり、腰や尻、ふくらはぎが痛くて座り込んでしまう。歩けば座り込み、痛みがおさまると立ち上がって少し歩くという繰り返しでした。
こんな症状がよく起こるし、いつ起こるかも知れないのだから、これでは仕事にならない。あれはいい、これがいいと人が教えてくれることは、あれこれ何でもやったと言います。結局最後には、もうどこにも行くところがなくなり、自分の病気は治らないのだと、半ばあきらめの気持ちになっていました。

そんなとき、会社の若い高木さんの腰痛が1度の施術で治ってしまったという話を聞いたのです。
「専務、腰痛なら海田の先生(私のこと)が一番いいよ」高木さんの勧めで、私のところにやってきました。  

踊場さんは坐骨神経痛のほかに、肩凝り、耳なり、高血圧(180から110、薬を服用中)があり、十二指腸潰瘍と胆石の手術をしたことがありました。さらに、自律神経失調症で、心臓には不整脈もありました。  
診ると、直立の姿勢をとってもらっても体は大きく歪んでおり、骨盤にはねじれがある。これでは、さまざまな病気に見舞われるのも無理はないと私は判断しました。(前にも述べたように、すべての病気は歪みから起きるのですから)
踊場さんの背骨は、次のような状態でした。

腰椎1から4番が左に引っ張られるように曲がり、胸椎1番もムチウチを受けているらしく曲がっている。この歪みは、上にあがって顔、頭にまで及び、耳鳴りを起こしてもいる。腹部は胃下垂があって、十二指腸潰瘍、胆石の原因になっている。  

一番の苦しみであった坐骨神経痛は、整形外科では腰椎4?5番間の椎間板ヘルニアが原因だというのだが、実際の原因は、医師には想像もつかないところにあったのです。それは、ふくらはぎの外側にある比較的細い骨、つまり腓骨にあったのです。  
その腓骨の中央部で後方45度くらいの角度のところには、外側からひっかけたような強い打撲の痕がありました。打撲の衝撃は、腓骨に深い傷をつくるとともに、骨を内側に曲げたのだと思われました。そのため、左足全体に引きつりが起こり、しびれと痛みが出る結果になったのです。  

この引きつりは、骨盤を含め影響が全身に及んでいました。腓骨の変形が第1の原因であることからみると、踊場さんの2年間のあらゆる施術が、何の効果もなかったことが理解できると思います。腓骨の変形は、1回の施術で治すのが難しいほどひどい状態でしたので、じっくり時間をかけて修復することにしたのですが、腰椎2番にあった軽いヘルニアは、腓骨の修復が進むにつれて自然と回復し、4回目ごろには神経に触れなくなってきました。

このころ痛みはまだあったが、仕事はすべて無理なくできるようになっていました。
「軽くなりました。夢のようです」踊場さんは、心底から喜んでいました。
「あんなに重かったんだから、すぐ治るはずがない」踊場さんは笑いながらそう言って、熱心に通ってきました。そしてある日、 「もうどこも悪いところがなくなりましたが、これからどうしたらよいでしょうか」と、いつになく真剣に私を見て、踊場さんが言ったのです。完治しました。19回目の施術の日でした。

[ここでひとつ付け加えておきたい。上のように骨の変形が原因というとき、脚部ばかりでなく足関節を作っている足の骨の変形にも注目したい。足裏マッサージが流行っているようですが、確かに足の変形の施術は大切。しかし、足の骨が変形すると、ふくらはぎが外側に曲がって、いわゆるO脚になります。

そしてひいては坐骨神経痛に至るのです。2年ほど前、三重県からやって来た人がありました。坐骨神経痛なのですが、よくある脚部に原因がなく、しばらくとまどった末、足の骨に原因を見つけたということがありました。この経験から「足の骨にも注意すべし」と私は肝に銘じたのです]

五 十 肩

尺骨と橈骨の歪みが五十肩に

坂田忠夫さん(58歳 東広島市 会社員)は、左腕のしびれと左肩の痛みで苦しんでいました。

整形外科に毎日通院して、注射、電気、首の引っ張り、湿布薬を続けてきたのですが、症状が軽くなる気配もないので、会社の同僚の紹介で私のところへやってきました。腕と肩が痛みだしてから、1ヶ月たったころです。

坂田さんの場合は、腕を動かすと痛みがあるのですが、通常の五十肩とはちょっと違っていました。通常の五十肩の場合は、腕の運動制限に加えて、夜眠っているときに肩が冷たくなり痛くて目が覚めるものなのですが、坂田さんは寝ているときには痛まない。逆に痛み始めてから横になると軽くなる。体を起こすと、またすぐに痛み出す。しかも痛みは強烈で、いても立ってもいられないという症状の五十肩でした。  

痛みは、肩甲骨、首、後頭部にあり、腕は指先まで全部がしびれている。整形外科では首の椎間板ヘルニアと診断され、首の引っ張りを主とした施術をしてきたといいます。
診ると坂田さんは、肩甲骨に大きな歪みがありました。特に背骨に近いところに歪みが見えました。この変形を調整すると症状は非常に軽くなったのですが、1時間もすると、また元に戻ってしまいました。

これは、尺骨と橈骨の歪みを見逃したためでした。坂田さんは腕がしびれると言っていたのですが、痛そうにしていないので、つい見過ごしたのでした。つまり、腕は痛みを感じないほどにしびれていたのです。
何回目かのときに歪み、すなわち外側に弓なりになっているのを知って、変形を調整すると嘘のように痛みが軽減したのです。歪みが大きかったので、その後数回の調整を要しましたが、仕事も楽にできるようになりました。

坂田さんは、1ヶ月という早い対応が余病を少なくし、早い完治となった例です。 尺骨と橈骨のゆがみは発見しにくいことが多く、歪みがすぐに痛みにつながらないで、あるきっかけで発病するから要注意です。

膝 痛

筋肉隆々の理由

神原満江さん(51歳 広島市安芸区 会社員) は、膝痛が辛くて、当院へ来ました。「膝を治してください。両方の膝の痛みが辛くて‥‥」と、言うのだが、骨を診ると全身がよくない。
上から首、肩、背中、腰、ふくらはぎとズシリと重く、すべてが痛い。手の甲すら痛いというのです。
神原さんの膝痛の原因は、足首の変形が強いことだと、私は判断しました。足首の変形がふくらはぎを緊張させ、骨盤、背中へと上っていき、全身に及んでいるのです。くるぶしが異常に堅く、ふくらはぎが太く大きい。筋肉隆々といったふくらはぎなのです。

このように、部分的に筋肉がよくついている人を時々見かけます。神原さんは、ふくらはぎですが、筋肉が腰につく人、肩につく人などさまざまです。付け加えると、筋肉はついているのですが、力はそんなにないというタイプの人たちです。  

実は、これは骨に歪みがあるため、余分に筋肉が必要であった証拠なのです。  
まず、くるぶしの調整をしました。すると、体が大きく変化することになったのです。それは、背中のつりがずいぶんと軽くなったことです。やがて、足首の余分な肉は落ちていき、ふくらはぎも細くなっていくと思われます。  

4回目の施術が終わると、「もう膝が痛むことは全然ありません。3年も辛かったのに、こんなに楽になるとは!」と、神原さんは驚きを隠しませんでした。しかし、体中が悪かったのですから、施術には再発防止のため、もう少し時間がかかると思っています。

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椎間板ヘルニア

先天性の歪みと事故の傷からの腰痛

阿部政子さん(46歳 広島市安芸区 販売員) は、右足に坐骨神経痛があり、整形外科で椎間板ヘルニアと診断され、注射で施術しているが痛みが取れないという状態でした。

腰痛は4年前からで、針灸に行ったこともあり、1週間前からは特にひどくて全然動くことができなかったが、何とか出かけることができるようになったといいます。
阿部さんの体は、足、膝、股関節、骨盤、腰椎に先天性の歪みがあるのがわかりました。さらに、それとは別に事故と思われる傷が骨盤の上方にあり、この傷が坐骨神経の大きな原因の一つになっていたのです。  

先天性の歪みのために、骨盤が外側に広がって腰椎に圧迫が出ている状態でした。事故と思われる傷は右側にあって、骨盤の縁が「く」の字に歪んでいます。この状態だと、坐骨が尖ってきて、大腿部の後ろが強くつってきます。だから、立っても座ってもつらい。お尻の下のほうが痛い。ちょっとしたことで動けなくなる。こういった状態になるのです。

療後、痛みは感じないくらい軽くなりました。7回の施術でほとんど感じなくなったといいます。骨は正常なものとなり、椎間板のヘルニアも消え失せたと判断されました。
「あとは、本人が生活のなかで気をつけて、2度と悪くしないような注意が必要なだけ」こう私は彼女にアドバイスして、施術を完了しました。

捻挫

骨に歪みがあると治りが遅い

板村さん(42歳 安芸郡海田町 女性公務員) は、階段を踏み外して、3段を一気に飛んだようになって、足を捻挫してしまいました。
整形外科に行くと足の裏の骨が折れているという診断でした。貼り薬で湿布し、毎日注射しているが、10日たってもいっこうに歩けるようにならない。骨が折れているのだから仕方ないかとも思ったが、思い直して当院の施術を受ける気になったのだそうです。
施術が終わって雑談していたとき、板村さんは探し物をするために立ち上がり、スリッパを履いて歩いていきました。すぐに戻ってきたのですが、自分の足が痛いこと、さっきまでスリッパが履けなかったことなどすっかり忘れているのです。

「足はどうですか?」と尋ねると、初めて痛くないのに気づいたようで、骨の折れたところは、捻ったりしなければ何ともないといいます。骨折は、2、3週間もすると自然にくっついて治るのが普通です。骨に歪みがあると血液が入らないので、治りが極端に遅くなることもあるのですが、歪みが消えると簡単に治ってしまうものです。

よく骨にひびの入ったのは治らないといいますが、これも歪みを取ることですぐに修復されます。

肘痛、テニス肘、野球肘

肘痛を治すとき変形した指先も治す

大住元文子さん(50歳 尾道市 会社員) は、当院へ来る2年前から手首と肘の痛みに悩まされてきました。仕事でペンを持つので、これでは困るというわけです。

大住元さんは、手首と肘の痛みのほかにも、3年前から右腰と足の指先までのしびれと痛みがあったといいます。これは、6歳のとき足首の関節炎で手術したことが遠因となったと思われる坐骨神経痛です。そして軽い五十肩や耳鳴りなどもありました。

骨を診ると、ふくらはぎの脛骨が前方に弓なりに、下肢の腓骨はそのためS字状に大きく歪んでいて、坐骨神経痛の原因となっていました。6歳のときの関節炎が物語るように、病歴は古いから腰から下のほうは骨粗鬆症ぎみで、傷も方々についており、治癒には時間がかかることが予想されました。  

首にはムチウチがあって、頚椎1番・5番、胸椎3番が歪んでいる。肩甲骨は肩峰の近くに傷があり、前腕の橈骨は内側に弓なりになっていて、尺骨と橈骨のバランスが悪く、手首の運動制限が進んで痛みになっているという状態でした。
これは、下半身の歪みが骨盤の歪みとなって、全身の歪みとなり、弱いところのバランスが崩れてきたとみることができます。したがって、骨盤の歪みを正しておくことは、こうした肘痛にも必要なことが多いのです。

さて、肘痛を中心に見てみます。橈骨が弓なりになると、手首の関節から指先に強い圧迫がかかり、指先の軟骨が潰れて外に飛び出して腱鞘炎になることもあります。腱鞘炎は圧迫による血液の不足から起こるのですから、血液不足が解消するとすぐに治ります。

尺骨と橈骨のバランスが悪いと、指の形が悪くなったり肘痛が起こるのです。橈骨は第1指、すなわち親指に関係し、尺骨は第2指―第5指に関係しており、腱が肘と指先についている伸筋屈筋が緊張することから起こるのです。指の変形で1番多いのは、爪に近い指先の関節が曲がって固くなるものです。症状が重い場合は、指先にしびれや痛みが出てきます。大住元さんは指の変形が出ていて少し気にしていました。

このようなことから、肘痛を施術するときは、変形した指先も治さなければ完治させることはできないのです。  
大住元さんは、5回の施術で、肘、手首、指、そして肩や首の痛みがすっかりとれて快調になりました。

外反母趾

膝の負担を引き受けた親指

杉本誠子さん(74歳 広島市南区 主婦) は、腰痛があって、特に右側のほうが痛みが大きく、整形外科で時々電気施術をしています。靴を履いて歩くと、右足親指のつけ根がすごく痛むのです。  

また、両膝痛があり、特に左膝には水がたまりやすく、左膝をかばうので、右側が腰痛になった気がすると言って施術にやって来ました。
右足親指のつけ根には外反母趾がみられました。外反母趾だけではなく、他にも悪いところがいろいろとみられました。特に両膝は歪みが大きく、股関節、足首の歪みもかなりのものでした。  

これなら、いろいろと症状が出てもおかしくない状態だと思われました。  
膝の左側は、水がたまるほどに関節面が変形しています。膝が痛みを引き受けているような状態です。右側は変形による負担を骨盤と足の親指とが引き受けている状態。
特別な負担があったときに親指に変形が起こりますから、変形が続いている間は痛みが続くのです。

こうした歪み・変形を取ることで症状は快方へと向かいます。杉本さんは5回の骨調整施術で、すべての痛みが取れて、施術の必要がなくなりました。
痛みが帰ってくる間は、まだ変形が残っている証拠です。全快したら痛みは帰ってこなくなるのです。

ムチウチ

20年前のムチウチが突発性難聴を生んだ

北藤初美さん(46歳 広島県海田町 主婦) は、あるとき、左の耳の回りが痛み出し、それが3ヶ月ほどたって、突発性難聴となってしまったのです。  
言葉や物音をうまく聞き取ることができず、強い不安にも襲われました。
すぐに医師の診察を受け、またマッサージなども受けたのですが、いずれも症状の改善は見られず、当院へやってきたのでした。
北藤さんには難聴のほかに、20年前からの重い首と肩の凝りがありました。さらに5年前からの腰痛もあって、整形外科に6ヶ月通ったがよくならないので、あきらめて施術をやめたのだといいます。
? そして、6年前に水を5回も抜き、今も座っていることが難しいという膝通もありました。さらに、2年前から薬が切れないという胃炎もありました。
まず腰痛は、腰椎に幼児期からの変形があって、かなり深い溝になっていました。腸骨も変形し、左側の腰痛となっています。トントン骨調整法で腰椎と骨盤の変形を取ったら、膝の痛みは取れてしまいました。
ところが、首はムチウチがひどく、頚椎の1・4・6番、胸椎の2・3番、さらに両腕にも変形がありました。このために頭蓋骨まで歪み、それが原因で突発性難聴が起きたのです。

これだけの歪みがあると、首や肩の凝りは、かなりのはずです。20年以上前に起きたムチウチの障害が、長い間悩んできた首と肩の凝りを生み、さらには突発性難聴をも生んだのです。

腰痛も、幼児のころの衝撃が変形を生み、長い時間を経て腰痛となって現れたのです。骨の変形がこれだけあるのだから、どこへ行っても治らないはずです。しかし、骨の調整をすれば、意外なほど早く症状は改善します。結局、全快するのには3回の施術を要しただけでした。

股関節脱臼

関節に正しい軟骨ができているのがレントゲン写真にはっきりと

土井さん(45歳 広島市安佐南区は、左足が8センチも短いほどの重い股関節脱臼でした。私のところに来る前には、年間も東京で整体施術を受けていたが、本の松葉杖を手放すことはできなかったようです。左足は無理を我慢すればやっと伸ばすことができるが、松葉杖で歩くときは、膝を折って、踵がお尻につく姿でなければならないといった状態でした。

トントン骨調整法を受けるようになると、痛みがしだいに薄らぎ、家の中では杖を使うことはあまりなくなったといいます。
施術を始めて7ヶ月ほどたったとき、病院で撮った股関節脱臼のレントゲン写真を持ってきました。1年前の写真と比べてみると、関節に軟骨が正しい形にできているのがはっきりと見えました。

しかも、関節に炎症もありません。土井さんは松葉杖が2本から1本になり、買い物にもさほど苦にならずに行くようになりました。あるときは、杖を忘れたことすらあったといいます。やがて足の長さの差も2センチとなり、生活上の行動で困ることがなくなりました。
その後、月に1回ぐらいの施術を続けていましたが、それが2ヶ月に1回、3ヶ月に1回になって、そのうち来なくなりました。元気にやっているとの噂を2度聞きました。

両足の股関節脱臼の完治をめざす

上原節絵さん(51歳 広島市安佐北区 事務員)は、10年ほど前から、片足を引きずって歩くようになりました。
先天性股関節脱臼が再発して、進行を始めたからです。地方公務員という職務柄歩くことが多く、どうしても勤めることができなくなって退職、別の職場で事務員のアルバイトをしています。
上原さんには、母方の叔母さんに股関節脱臼だった人がいます。その叔母さんは当院で施術を受け、非常によくなったと何度も何度も上原さんに勧めたといいます。しかし、そのときはほかの整体施術を受けており、さほどの差はないものと考えて来なかったようです

やって来たのは、それから3年ほどたってからでした。上原さんは両足とも股関節脱臼で、1歩歩けば、肩が50センチも上下するほどのびっこを引いていました。膝や腰、肩にも痛みがあり、体が異常に重くて動く気になれないのが、1番の大きな悩みだったということです。

股関節脱臼特有の先天性の歪みを調整すると、感じていた重みがすーっと消えて、嘘のように軽くなったといいます。「こんなに軽くなるなんて、もっと早く来ればよかった」と、何度も言っています。
「股関節脱臼は、完治に時間がかかるので細く長く続けましょうね」と、念を押すと、「叔母のように欲張って完全に治します」と言う。月に3回くらい施術をコンスタントに続けています。  

施術を始めて3ヶ月ごろには、足を引きずる症状がずいぶん軽くなり、まわりの人から「手術をしたのですか」とか、「どんな施術を受けたのか」などと聞かれたようです。  
自分でも足を引きずるのを意識しなくなったのですが、街のガラスに映った自分を見て、まだ引きずっているのだと、ようやく気がついたといいます。

6ヶ月たって、歩くときの肩の揺れが5センチくらいになりました。上原さんが歩くのを見て、だれもが振り返るようなことは、もはやなくなりました。  
さらに施術を続けて、上原さんは少しずつ完治を目指しています。

三叉神経痛

顔面の痛みが消えた

山崎芙美子さん(53歳 呉市 主婦)は、15年も前から顔面はもちろん、首、肩痛、外傷性の白内障、そして激しい頭痛に悩まされ続けてきました。  
家族に勧められて、やっと来たという山崎さんの苦しみに疲れた表情は、今もはっきりと思い出すことができます。
顔面の痛みは、特に左側の方が強いが、右側にも痛みはあり、上唇から上の顔面と頭部は痛くないところはどこにもないような感じだという。  顔面を診ようと顔を近づけて、びっくりしてしまいました。髪の中にピップ・エレキバンがずらっと並べて貼ってあったのです。

「ええ、痛みを少しでも和らげようとして‥‥」
骨を診ると、ムチウチの症状が頸椎全部と胸椎4番までの全部に出ているのです。頭蓋骨も顔面の変形がひどい。ほお骨、上顎骨の変形が目立っています。  
15年という長い年月が、変形した骨を骨粗鬆症の状態にしていたのです。すなわち、もろくて弱い骨になっているのです。歪むと血液循環が悪くなって、血液は酸性になり骨からカルシウムを奪うので、骨は骨粗鬆症の状態になるのです。

もろくて弱い骨は、弾力性がないから固いものに触れると傷がつきます。傷は、痛みとしびれの源になり、山崎さんは神経痛に苦しむことになるのです。
山崎さんの施術は、整体による骨盤調整から骨の変形を取る骨調整に入りました。骨の傷を取るのには長い時間がかかります。しかし5回目くらいからは、症状がぐんぐん軽くなっていきました。

ところが、7回目の施術のとき、また以前のような状態になっているのがわかりました。「これは、いったい、家でどんなことをしたんですか」そう尋ねると、消え入りそうな声でこう答えたのです。 「すごく調子がいいので‥‥、一気に治そうと思ったんです‥‥」  
さらに聞くと、あの指圧のような刺激を体に与えるN式快癒器という器具を使ったのだというのです。その器具で、背中や首、頭を強く押す刺激を与えたのでした。

もっと強い健康な骨の持ち主になら、その器具もマッサージ効果を生むことが考えられますが、もろく弱い山崎さんの骨には、刺激が強すぎたのです。また骨にたくさんの傷がついてしまったというわけです。

この器具ばかりでなく、ほとんどの健康器具は諸刃の剣といってもいいと思います。そして、誤った使い方、不用意な使い方をして、実際には害になっているほうが多いのではないか、という印象すら私は持っています。  

山崎さんの骨の状態では、器具を使えば傷が増えるばかりであることを説明してから、さて、最初からやり直しです。
そして、山崎さんは、順調に回復への道をたどっていきました。  
しかし、もろくて弱い骨が丈夫になるまでは、かなりの期間、定期的な施術が必要です。  
骨は3で入れ替わるといいます。新陳代謝で骨の組織が全部入れ替わるのに、3年ほどかかるという意味です。
治するまでの期間は症状によってさまざまですが、重症ならば、数年かかってもやむを得ません。骨もほかの組織と同じように新陳代謝が活発になって、血液循環がよくなれば、だんだんと丈夫な骨になっていきます。  
骨の新陳代謝は、ほかの組織とは異なり、格段に長い時間が必要ですから、それだけ辛抱が必要なのです。  山崎さんの場合は、週1回の施術が30回を超えて、ようやく髪の中のピップ・エレキバンの助けがいらなくなりました。  
症状はもう目立ったものはなく、生活には何の不自由もないのですが、まだ骨は健康とはいえない状態です。  これからは、週1回が2週に1回、ひと月に1回と間隔は長くなっていきますが、骨の状態を見守っていったほうがよい、と私は思っているところです。

山崎さんのような重症の方には長い期間がかかりましたが、骨の栄養について考えたほうがよいことが最近わかってきました。マルチビタミンやミネラルは活性酸素によって生じた骨のさびが取れて、骨変形の調整が順調となり、施術効果は数倍も高くなることが実証されています。欠損した軟骨の再生も可能となっています。

頭痛・偏頭痛

締め付けられるような頭痛が解消

田畑誠子さん(40歳 安芸郡海田町 主婦) は、もう20年も前から頭痛と肩凝りがひどくて悩んできました。  
田畑さんの頭痛は、目のところから鉢巻き状に重く締めつけられるような痛みだといいます。

2人のお子さんが小学校に通っており、PTAの役員になったが、その仕事で1日頑張ると、頭痛、肩凝りが大きくなり、家事もままならず寝込むこともしばしばだという。
低血圧があって、上が95、下が55くらいまで下がっているという。この低血圧でも家事がつらくなる。低血圧の改善のために栄養をとろうと思うが、ただ眠いばかりで気力もない。

こういう状態でした。  

特にこの半年はひどい状態で、寝ていると肩凝りと寝違いのために首も回らないという。
田畑さんは、強いムチウチの症状を持っていました。それが原因で、まず頭痛、目の奥が痛い、近視、鼻がつまる、首が右に回らない、肩凝りがひどい、低血圧がある、ときどき腰痛があるなどの症状につながっていました。
骨を診ると、腰椎5番と仙骨1番・2番に少しの歪みがみえました。以前、仙骨を強く打ったことがあるということでした。  

ムチウチは頸椎1番がかなりひどい。4番から胸椎5番までは、すべての骨が勝手の方向に歪み、顎にも打撲の跡がありました。  
これらの変形を取ると、身体を楽に動かせるようになりました。

20年以上も悪かったのだから、まだ発見していない骨の歪みや傷が残っているはずです。大きな症状が改善されれば、次の症状が出てくることも考えられました。  
それらを説明して、しばらく通院したほうがよいと言っておきました。
長い間変形していた骨は骨粗鬆症にかかっているので、骨はもろく弱い。だから、さまざまな傷や変形を伴っています。施術は症状の強いものから取っていくのですが、軽いものは日を改めないと見つけることができないこともあります。  
だから、「何回来れば治りますか」と聞かれることがあるのですが、歪みや傷、症状などは人それぞれ千差万別。長年の経験によっておおよそのことはわかっても、正確なことは私にもわからない、というのが正直な言です。

最初の施術から3日たって、田畑さんはまたやってきました。  あれほどの頭痛が、施術のあとは軽いこと、目の奥も痛くないし、体が軽くなったといいます。 「でも、首のつけ根と肩甲骨の間に痛みが出てきたようなんです‥‥」 という。
また痛いところの歪みを取っていく。広く歪んでいるところを取っていく。すると症状は、さらに爽快になっていきました。20年にしては、案外軽かったのかなと思われました。  
さらに3日たって、また来院しました。

今度は背中に少し痛みがあり、腰も痛いという。
これは、痛みの重かったところが軽くなると、今まではあまり感じなかったところが、はっきりと感じられるようになるため起こったためです。この現象は、いわゆる健康な体に近づいている証拠と判断していいのです。

田畑さんが本当の健康体になるのは、まだまだ先のことで、骨粗鬆症がなくなり半年以上たって、どれくらい施術が必要かがはっきりとみえてくるはずです。
その日までどうか頑張ってほしいと願っています。

不妊症

不妊症の多くは妊娠する

若い夫婦にとって、子どものいないことはとてもつらいことです。久しぶりに顔を合わせると「子どもは?」と聞かれる。まるで、方々から催促されているようで気になるのです。ほしいのになかなか子どもが授からないという夫婦は多いものです。

そのため、いろいろな方法が取られます。排卵誘発剤を使っての多排性双生児の出産や体外受精による出産など、よく話題となります。
体外受精法などは数百万円もかかるらしい。それなのに成功率はせいぜい20パーセントくらいと、テレビで報じていたのを聞いたことがあります。

骨調整法による不妊施術では、70パーセントぐらいの妊娠成功率があります。  

不妊の最大の原因は、婦人科の器官の機能不全であると思われます。
もし機能不全だったとしても、機能を高めることができれば、成功への道は開かれるはずです。

つまり、骨盤の変形を調整し、これが安定すれば婦人科の器官は正常に働き始めることになります。

下腹部に血液循環不良の兆候

妊娠は不可能に近いとの宣告されたけれど・・・

背尾裕子さん(32歳 福山市 会社員)は、不妊の施術を受けてきたが、ある日、夫婦の双方に原因があり、妊娠は不可能に近いとの宣告を受けてしまいました。  
紹介を受けて、夫婦2人でやってきました。1ヶ月の間隔で2回の施術を受けてから来なくなりました。

それから1年たって来た手紙には、男児出産の予定が書いてありました。
施術のとき、奥さんのおなかに触診すると、恥骨の上、下腹部に血液循環不良の兆候がはっきりと出ていました。これは生理不順が大きいことが現れています。  
ご主人は軽い腰痛がありましたが、今は故障していないので特に問題はありません。
2人とも先天性の歪みがあるので全身の調整をしました。
妊娠の可能性はあること、時々調整を受けることなどを説明して終了したのです。手紙の子どもはもう3歳。元気に成長しているといいます。

アトピー性皮膚炎

3ヶ月目でアトピーが出なくなった

ジェームス・アシュダウンくん(生後3ヶ月)は,アメリカ人、日本人とのハーフの子。お姉ちゃんの日本語の勉強のために、お母さんと4人の子供たちで日本にやってきました。

愛想のよい子で、いつもにこにこ笑っています。しかし、1週間たったころ、頬と頭に湿疹が出ている。 「あれ、アトピー性皮膚炎じゃないか」というと、「そうだ」という。  
生後3週間目ごろからアトピー性皮膚炎が出始めてきたので、医者に行くと副腎皮質ホルモンをもらったという。薬を使うとすぐ消えるので安心していたようです。

7から10日おきくらいに施術することにしました。薬をやめると、顔、頸、肘が膿が出たように、哀れな格好になる。薬を使うとすぐに引く。そこで薬はひどくないかぎり使わないように決めました。

1ヶ月たって患部の範囲が狭くなり、四分の一くらいになりました。3ヶ月たって、どこにも出なくなり、施術をするにしたがって面白いことが現れてきたのです。  

2回目の施術で自由に寝返るようになり、生後4ヶ月を過ぎると、はいはいが、6ヶ月目に入るとすぐに自分でつかまり立ちし、8ヶ月目には手放しで歩き始めたのです。  
病気もせず非常に元気。
施術が子どもの健康と心身の発達に大きく影響していることがわかります。

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施術10回で驚くべき回復

アトピー性皮膚炎

青山聖二くん(17歳 広島市中区 高校3年)は、今まで何ともなかったのに、17歳になって急に、足首から先と、顎から上とを除いて全身に、ひどいアトピー性皮膚炎が現れてきた。朝起きると、シーツに点々と暗紅色の血の跡がつくほど。
全身赤みとかさぶたと腫れ上がった皮膚で、ひどい状態になるのです。

青山くんのお父さんは、彼の兄が長年アトピー性皮膚炎で悩んでいたころ、また弟までアトピー性皮膚炎になったので、大いに困ってしまった。以前お父さんは腰痛で、当院で施術を受けたことがあったので、相談のため電話してこられた。
よくなった例がたくさんあることを知り、施術を受けさせることになったのです。

初回の施術で体のかゆみはすぐ消えました。ただ昼のかゆみが消えただけで寝床の中では相変わらずかゆい様子。しかし学校での勉強が少し楽になったという。
週2回の施術が始まった。5回目には体の腫れが引いて出血がなくなったのですが、依然としてかゆい。10回目には、まだ赤い皮膚が残っていたが、最初の症状からは驚くべき回復といえました。施術開始からおよそ半年、かゆみはほとんどなくなりました。
施術は再発防止にさらに3ヶ月ほど、ときどき施術して終わったのです。

ぜんそく

胸がすごく気持ちいい

佐々木誠くん(8歳 賀茂郡)は、3人兄弟の長男ですが、5人の家族全員が何かしら弱いのだという。当院でぜんそくが治るという話を聞いて電話をしてきました。
「ぜんそくが治るのが信じられない」と、逆に私を説得しようとします。
「ぜんそくは治らないから上手につきあいましょうと先生にいわれている」といい張るのです。

「息子さんを治したくないのですか? 

今までよくならなかった人がいないから、息子さんも治ると思いますよ」  
私がそういうと、「絶対治るといえる責任を取るのか」という。「責任は取らない」と私。
「なぜなら息子さんが治らない最初の人になるかも知れませんから。しかし、試してみる価値はあると思いませんか」
毎日電話してきて3日目、ようやく施術に来ることになったのです。  
誠くんの骨の変形は胸椎。胸骨の両方にあって、厳しい変形の標本のようでした。かといって難しいわけではない。

施術が終わって尋ねると、「胸がすごく気持ちいい」という。「変形は多いほうであるから何回か施術したほうがよい」といって、その日は終わりました。1週間たって家族の4人が施術を受けたいといってきました。
誠くんは「吸入をしないのに何ともなくて治ったのかなあ」と半信半疑の言葉。
「発作があったら、また施術すればいいのだから安心しなさい」 そういうと、やっと信じてもよい顔になりました。

3回の施術で全快。以降、再発はない

ぜんそくの発作

ブリードラブさん(28歳 米国人 男性)は、キリスト教の宣教師。
広島に来て1ヶ月の間、毎日ぜんそくの発作が出て、息も絶え絶えの様子でした。彼の兄はぜんそくの発作で死んでしまったそうです。妹とママもぜんそくの持病を持つ家族である由。

ブリードラブさんの変形は変わっていて、前の胸骨のみにあって、とても厳しい。人種的なところがあるのかも知れないが、私には初めてのケースであり、その後もぜんそくにおける同じケースは見当たらない。骨の変形の修復が大きくて数回はかかると思われたのです。 施術が終わると、「とても気持ちがいい」という。気持ちがよいのは、胸部への血流が改善されたことを示しているから、アレルゲンへの抵抗が高まっているはずなのです。

その日から彼はぜんそくの発作を起こさなくなったのです。
日本を去ると、「このような施術がないし、用心のためもあるから」と、2回の施術ですむところを、3回受けて全快。以後2年間、再発はないという。

ヘルペス

2回の施術で痛みが消え、あとはカサブタだけ

渡部さん(27歳 安芸郡海田町 主婦)のお母さんから電話がありました。
お母さんのほうは、当院で施術を受けていたが、予約をキャンセルしたいという。娘さんがヘルペスになったため、孫の面倒を見なければならないといいます。
「ヘルペスは医者に行くと難病ですが、整体ではすぐに治る場合が多いですよ」 と私がいうと、ヘルペスは股の恥ずかしいところにできていて、痛くて動くことも触ることもできず、入院しかないといっているという。  

患部に触れないし、患部を見なくても差し支えなく施術ができて、痛みもすぐに消えて、しかも入院の必要もなくなるかも知れないと伝えると、施術に来るという。
ヘルペスになった娘さんの体も、そのお母さん同様、よく変形していました。骨盤、股関節、膝、足首と変形を取っていく。  
患部に1度も触れることもなく、股にできたヘルペスの痛みはなくなりました。自分で触れるとちょっと感じるが、動いても痛くないという。2回目の施術では、「もう痛くないし、発疹もカサブタになりました」という。カザブタが取れるのも時間の問題です。

リウマチ

もう買い物にも行ける

柴田清子さん(52歳 呉市 主婦)は、10年前から全身リウマチで本当に悩んできました。
よいということは何でもやってみたが、効き目のあるものはどこにもなく、もう誰の言葉も信じないと心の中で決めていたといいます。
柴田さんの症状は首肩が重いことと、リウマチの全身の痛み、膝・手首・指などの変形がかなり進んでいることなどでした。

リウマチはとても痛みの強い病気です。特に夜はつらい。一晩中痛む。それはなった者にしかわからないという。じっとしていると痛い。動くと痛い。痛くない姿勢がない。
「痛くなくしてくれ」と訴えるから、どうしても医師は痛み止めの薬を注射することになります。この薬は、骨をだめにし形を変形させてしまうのです。骨が変形すれば、誰だって痛いはずです。  

よく膝に水が溜まって医師に抜いてもらう人がいますが、水を4回も抜くと必ず正座できなくなります。これは抜いたあとでの痛み止めの薬がよくないのです。
リウマチの場合も、薬のために骨変形が進んで痛いのだ、と私は思っています。医師はリウマチは一生治らない病気、難病中の難病であるといいます。

柴田さんの施術は、まず骨の変形を取ることから始めました。まず先天性の厳しい歪みを取っていくのです。歪みが取れるにしたがって、だんだん痛みが消えていきました。
施術が終わると眠くて仕方がないほど気持ちがいいのですが、悪いところが多いから、痛みがまた出てきます。  

それも2回、3回と施術が進むうちに、夜の痛みがこなくなったという。
「柴田さんどうですか。軽くなっていますか。今日はどこを治してほしいですか」 「先生、楽になったんです。今日は膝と足首が気にかかります。でも以前と比べものになりません」  

こうして、施術も10回を過ぎると、見違えるほどに元気になって、もう買い物にも行けるようになっています。12回で施術は終了しました。

パーキンソン氏病

「足が軽くなった」と感激の涙

木坂幸恵さん(71歳 柳井市 主婦)は、57歳のころに転んで腰痛になり、歩けなくなって入院。
2ヶ月で歩けるようになったのですが、その後たびたび腰痛が出て、いろいろな病気になって困っています。

城阪さんの病気は、足が重い(これはお医者さんにパーキンソン氏病と診断された)、首肩痛、胃弱、腰痛、便秘などがありました。
施術にやってきたときは、駅の階段を手摺りにつかまってやっと上がることができるぐらいでした。

まず、骨を診ました。足が重いからです。先天性の歪みに加えて、57歳のときのケガで腰椎4番・5番と腸骨稜とに変形が強く出ていました。これが腰痛とパーキンソン氏病の原因になっていることがわかりました。

肩甲骨にも先天性の強い歪みがあって、筋肉の緊張から肩甲骨が肋骨を圧迫、胸のところがガチガチになっています。これが首肩痛、胃弱、便秘などの原因です。
施術が終わると「足が軽くなった」と、木坂さんは感激の涙を流しました。もう死ぬまで治らないといわれていたからです。
木坂さんはパーキンソン氏病の進行から身を守るため、毎日、家の裏にある遊歩道を散歩しているという。100メートルごとに印がしてあるので、歩数を数えながら歩きます。

施術の前には、100メートルに320歩、1回目は250歩、2回目が210歩、施術が進むほどに歩幅が大きくなっていくので、嬉しくてたまらない。
12回目で150歩になった。これは健康な人が行進するときの歩幅です。
施術を始めて2年がたったが、体に違和感がないので3ヶ月ごとに来ています。もう施術は終わりだなと私は思っています。

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